2018.03.16
みなさんこんにちは。
個人事業主の皆さん、ついに確定申告が終わりましたね!
ご自分で税務署に行かれた方、税理士に依頼をされた方、それぞれに苦労があったことと思います。
改めて、本当にお疲れ様でした!
もちろん我々会計事務所の職員にとっても大変な時期なのです。
しかし、今回の確定申告より新規にご依頼を頂いたお客様から
「去年までは自分で全部やって本当に大変な思いをしていたけど、
今年はカオスさんにお願いできて本当に助かった。
これからもよろしくお願い致します。」
という嬉しいお言葉をいただくことができ、疲れも吹き飛ぶ思いでした。
これからも皆様のお役にたてるよう、精進したいと思います(^-^)
今回の辻コラムも、話題の会計ソフト「freee」についてです。
freeeには様々な登録方法がありますが、
今回は「自動で経理」という機能について書きたいと思います。
1.何が「自動」なのか?
「自動で経理」という名前だけを見れば、なんでも自動で完了してしまう夢のような機能を想像してしまいますが、
「銀行やクレジットカードと同期を行い、取り込んだ情報を元にして帳簿付けを行う」
という機能です。
それのどこが自動なの!?
と思いますよね。
銀行を例にすると、freeeが同期できる情報は
「日付」「金額」「摘要」「残高」
の4要素です。帳簿付けをする上でどれも大事な情報ですね。
「自動で経理」ではこの情報を元にして帳簿付けを行います。
例えば「摘要」欄に「振込手数料」という情報がある場合、
その取引はほぼ100%、振込手数料の支払ですよね?
そこでfreeeに
「振込手数料」という文字列があれば、勘定科目は「支払手数料」
というルールを設定します。
すると、次から
「振込手数料」が入っているから、「支払手数料」ですね!
という推測をしてくれるようになります。
更に、「自動化」というチェックボックスに☑をすると
「振込手数料」が入っているから、「支払手数料」で処理しました!
といったように、最終的な登録まで完了させるよう設定することもできます。
事前のルール設定が必要とはいえ、確かに経理業務を楽にしてくれる素晴らしい機能だと思います。
2.ちゃんと「自動化」できていますか?
上でご説明したように便利な「自動で経理」ですが、気を付けて使わないといけない機能でもあります。
例えば、
「デンキ」は「水道光熱費」
というルールを作り、自動化をしたとしましょう。
この場合、
「ヤマ〇デンキ」や「〇〇デンキコウジ」などの情報であっても
「デンキ」が入っているから、「水道光熱費」
として処理がされてしまいます。
上の例は、「誤ったルール」とまでは言いづらい一例ですが、十分に起こり得る事例です。
もし誤ったルールで「自動化」をしてしまうと大変です。
ノーチェックでどんどん誤った処理がされていってしまいます。
正確なルール設定、そして処理が済んだ後の確認が必要ですね。
このように、とても便利な機能である反面、気をつけないと困ったことが起こってしまう機能でもあります。
この他にも、freeeには様々な機能が備わっています。
どの機能をどう使いこなせば効率的に経理業務が行えるのか?個々の作業を楽にしていくのも大事ですが、経理全体でみて効率をあげていく、いわばトータルコーディネートが一番重要です。
「自動で経理」の最適化だけを考えるのではなく、それぞれの事情に合わせて柔軟に運用方法を変えていく。
これが「自動で経理」のイケてる使い方だと私は思います。
・もう1人だけで確定申告するのはいやだ!
・確定申告が大変すぎて、本業に支障が出てしまった!
・平成30年から、freeeを導入してみたい!
・効率的な記帳方法、税務判断を教えてほしい!
・freeeをもっと使いこなしたい!
そんな皆様、ぜひ税理士法人カオスまでお問い合わせください!認定資格試験に合格したfreee認定アドバイザーたちがご支援致します。
平成30年も、まもなく四分の一が過ぎようとしています。
未来の予測があってこそ可能な節税戦略もありますし、早めに手を打って、来年は心穏やかに確定申告の時期を迎えましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!